低用量ピル(OCP: Oral Contraceptive Pill)は、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲスチン(黄体ホルモン)の2種類のホルモンを配合した錠剤です。毎日決まった時間に1錠飲むことで排卵を抑制し、高い避妊効果を発揮します。
「低用量」とは、以前のピルよりエストロゲン含有量が少ない(50μg未満)ことを指します。副作用リスクが低減されており、現在の処方の主流となっています。
避妊効果について
正しく服用した場合の避妊成功率は高いとされています(一般的に99%以上と報告されています)。ただし性感染症の予防効果はありません。
低用量ピルは避妊だけでなく、以下の目的でも使われます。
低用量ピルはプロゲスチンの種類によって第1〜4世代に分類されます。
| 世代 | 代表的な薬 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| 第1世代 | ノルレボ等 | 最も古いタイプ |
| 第2世代 | トリキュラー等 | 3相性・自然な周期に近い |
| 第3世代 | マーベロン・ファボワール等 | 最多処方。男性ホルモン作用が弱くニキビに有効 |
| 第4世代 | ヤーズ・ドロエチ等 | PMS・子宮内膜症・むくみに特に有効 |
服用開始から1〜3ヶ月は副作用が出やすい時期です。体がホルモンに慣れると多くの場合に軽減します。
服用できない方(禁忌)
血栓症の既往・35歳以上で1日15本以上の喫煙・重篤な肝疾患・乳がん・妊娠中・授乳中の方は処方できません。問診では正直に申告してください。
最終的には医師が問診内容をもとに判断します。初めての方は症状・目的を正直に伝えることが大切です。ニキビが気になる方には第3世代、PMSや子宮内膜症が主な目的なら第4世代が選ばれやすいですが、体質や状況によって異なります。
オンラインクリニックでも医師が対応しますので、気になる症状は問診でしっかり伝えましょう。